2007
郊外型超大型店問題
0602島原新聞
0601朝日新聞
ゆめタウン島原 「進出の中止・撤退も」

2007年06月01日

 ■イズミ、地権者に伝える 

 島原市・前浜地区に「ゆめタウン島原」の進出を
計画しているイズミ(広島市)が、複数の地権者に対して
「5月末日までに進展がなければ、計画を中止、撤退することも視野に入れている」
と伝えていたことが分かった。

郊外型大型店の出店規制を強化した「改正まちづくり3法」が
全面施行される11月までに出店手続きが間に合わない可能性が出た
と同社が判断したものとみられる。

イズミと開発を担当する泉開発(同)が5月15日付の書面で地権者に伝えた。

用地の取得が当初の計画通りに進まず、
計画を縮小して市や県と協議を重ねてきたが、
現行法での開発許可の取得が難しくなったと記している。

泉開発は、3月末に県に提出する予定だった
都市計画法に基づく開発許可の本申請も、まだ提出できていない。

3法が全面施行されると、大型店の出店規制がさらに厳しくなるため、
同社は書面で「行政の積極的な支援と協力が必要」とも訴えた。

泉開発の稲富典之部長(九州担当)は
「地権者に迷惑をかけないよう、厳しい状況を報告しただけで、
まだ結論が出たわけではない」と話している。
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000706010002
0529長崎建設新聞
「ゆめタウン島原計画断念か?」

泉開発(株)が今月中旬に、地権者宛へ送付した文書によると
「時間上の制約があり現行法での開発許可取得は事実上不可能になりました」

今年秋のいわゆる『まちづくり3法』全面施行前で、
開発許可が認可されない状況であることを認めている。

さらに
「今後の見通しが不確実のまま、計画の推進を続けることは、
地権者の皆様にさらなるご迷惑をお掛けすることになり、
当社の本意ではありません。現在、行政への協力を働きかけていますが、
その回答次第では、まことに残念ながら5月末日を持って計画を中止し、
撤廃することも視野に入れ対処いたしたく考えております。」
と、
新法下での行政への協力を呼びかけているものの、
期待通りの回答が得られない場合は出店を中止する考えを示している。

同社は、行政側からの回答を待たずに
撤退する内容の文書を送付していることから、
事実上の出店計画断念を決めていると見られる。

 ソース
 http://blog.ynconsul.com/?day=20070529